私たちについて

HOSOYA DININGの理念、創業者、そして私たちが描く未来を
ご紹介します。

HOSOYA DININGが思い描く未来

旅における“食”の体験を、私たちが変えていきます。

私たちHOSOYA DININGは、旅先での食事のあり方を再定義しようとしています。手軽で美味しく、そして快適に。旅の中で最も記憶に残る“食の時間”を支える存在として、旅行者一人ひとりに寄り添った新しい食体験を提供してまいります。

一方で、日本を訪れる外国人旅行者は年々増加しており、2025年には過去最高を記録した2024年をさらに上回ると見込まれています。いま、日本の観光産業はもっとも将来性ある成長分野のひとつとして、経済を支える中核的な産業へと進化しつつあります。

この大きな波に乗って、私たちと共に、“未来の日本”を創っていきませんか。

創業者

細谷 錬

代表 細谷 錬

・京都大学工学部物理工学科(事業集中のため4回生休学中)
・工学部に進学するも、ホテルの世界に魅了されたホテルオタク
・日本の産業の将来は観光産業にあると確信し、観光業に全力を捧げることを決意
・森田とは中学以来10年近く、互いの将来について語り合った仲

森田 謙

共同創業者 森田 謙

・埼玉大学経済学部経営学科在籍
・国内各地を旅行することが趣味
・日本の伝統や美に関心を持ち、それを日本の武器としてビジネスができないか模索していた中で当事業に参画

設立趣意書

2025年5月2日
細谷錬 森田謙

私たちが創業するに至ったHOSOYA DININGとは、食を通じて日本の誇るおもてなしの精神を体現し、今後の日本の観光産業における発展を最前線で進めていくことを目的とする企業です。

細谷、森田という二人の共同創業者の出会いは中学時代に遡ります。クラスで偶然にも前後の席に座っていたことが出会いのきっかけです。当初から価値観、将来感について近いものを持っており、それについて語り合える初めての友人でありました。中学時代を通しては、舞台は違えど、各々がそれぞれの場で意欲的に活動する中で、私たちは次第に自らの手で価値を生み出し、提供することに関心を持つようになりました。既存の枠組みにとらわれず、独自の視点で新たな価値を生み出し世界の発展を加速させたい——その思いが、私たちの起業家的精神の原点となりました。

中学を卒業後、二人は別々の進路に進むことになりましたが、その後の大学生活の中で、細谷は旅行で偶然宿泊した外資系ホテルのホスピタリティと空間の優美さに衝撃と感銘を受けたことをきっかけにホテルに対する並々ならぬ興味を持ち、数多くのホテルに宿泊してきました。その中で、ホテルを分析するにつれ、ますます魅力を感じていくと同時に、日本のホテル業界に対する課題感というものが芽生えてきました。すなわち、日本のホテル業界では、外国から黒船の如くやってきたホテルブランドが存在感で圧倒している現状があるのです。そのような海外巨大資本の陰で、日本の小さなホテルは独自の価値を見出していかなければなりません。

宿という観点で考えたとき、日本独自の文化に旅館の部屋食というものがあります。これは外資ホテルではインルームダイニングとしてマイナー、あるいは特別なこととして扱われていますが、旅館ではごく一般的な文化です。この旅館の部屋食文化は、日本古来のもてなしの心や食を愉しむ空間の価値を際立たせるものがあります。細谷は、この精神を日本のホテルと共に体現していくことで、単なるホテル宿泊を海外巨大資本に負けない日本独自の価値のあるホテル滞在にアップグレードできると考えるに至りました。ホテルで気軽に部屋食を愉しむというコンセプトの原型です。

一方の森田は大学で日本のモノづくりの企業の経営について研究をしてきました。日本の経済を支えてきた高い技術力の正体は、長年の経験で培った類まれなる技術を持つ職人たちの存在に他なりません。その職人が織りなす細部に宿る美しさやクラフトマンシップとも呼べる精神に魅了され、研究に明け暮れる日々の中で、未だ数多くの優れた職人を有することは日本にとって今なお大きな強みであると感じました。一方で、職人を有する企業を研究していく中で、そうした企業ゆえに抱える弱点が見えてきたのも事実です。それは高い技術の継承・発展にとらわれてしまい、外部のニーズを見失ってしまうということです。言い換えれば、どれほど優れた商品を作っていても市場にうまく伝えることができず、ないし、うまく伝える場がなく、十分に存在感を発揮できない事例が数多く存在するということです。しかしながら、素晴らしい職人の技と魂のポテンシャルをこのまま潜在的にとどめておくのは大変惜しいことだと思います。そこで、日本が誇るこの職人魂の理解に努め、尊重したうえで、伝統を踏襲だけではなく現代的に再解釈し、新たな提供価値を生み出す方法について考えていたところ、行き着いたのが日本の食の可能性でした。なかでも日本が誇る食の文化を彩る料理人に焦点を当て、職人の技術と精神が詰め込まれた食事という作品をより多くの人に提供する機会を作り上げるためにはどうすれば良いか考えていたとき、細谷と再会することになったのです。

こうして、細谷の考えたコンセプトは森田の触れてきた精神性によって色をつけ、鮮やかなHOSOYA DININGとしての事業構想が誕生しました。HOSOYA DININGは、国内産業において今後ますます重要な存在になるであろう観光産業の発展を加速させることがミッションです。私たちは日本のホテルをアップグレードし、ホテル滞在にさらなる付加価値を創出します。いつか私たちの提供するサービスが日本の新しいホテル文化となり、日本の観光新時代を切り開いていくことを目指しています。

会社創立の目的

  • 旅館の心遣いで、ホテル文化をより豊かにする
  • 日本の四季と職人の技が織りなす至高の味わいを世界中へ届ける
  • 観光産業の持続的発展を促進し、世界に冠たる観光立国としての日本を確立する

経営方針

  • 日本の文化と伝統を敬い、理解に努めよ
  • 古来、日本人の心であったおもてなしを重んじよ
  • 品格のある商いをせよ

事業概要

第一弾:「旅館の部屋食をホテルでー日本中のホテルをアップグレードするー」
飲食店と共同しホテルに部屋食を提供するというビジネスモデルを確立させます。それまで飲食の提供が十分にできなかったホテルに対してアプローチし、素泊りプランのみの販売から食事付きプランの販売を可能にします。これによって、飲食店、ホテル双方にとって、収益性向上、集客力向上、ブランド力向上の3つの向上を実現します。

第二弾:「プラン多様化、全国展開」
確立されたHOSOYA DININGのビジネスモデルをさらに発展させ、様々なジャンルの食事の提供体制を整え、さらにベジタリアン、ハラルといった制限ある食事にも対応したプランのラインナップを揃えます。さらには、名店のシェフとのコラボによる高い付加価値のある食事も提供し、単なる一食にとどまらない特別な旅のひとときを届けます。

第三弾:「俯瞰的な業態の多様化」
飲食のホテル提供というモデルを追求してきたHOSOYA DININGですが、将来的にはこの業務範囲に拘らず、日本を観光立国に築き上げるため必要な事業に幅広く参画していきます。具体的には、後継者問題や経営問題を抱えたホテルの再生によるホテル事業進出などがあります。長期的にHOSOYA DININGはDININGに縛られない事業体として、日本の観光産業を牽引するリーディングカンパニーとして成長していきます。